僕は見習いナチュラリスト WEB編

日々の自然観察で気付いたこと、サファリの回想録など

カカメガフォレストの多様性

 カカメガフォレストの特徴について、知ってることだけちょっと紹介します。

位置:

首都ナイロビから西へバスで9時間。ウガンダの国境までたぶん3時間くらい。

赤道からほんの少し北。

南へ2時間行くと、第三の都市キスム。ビクトリア湖に面しています。

kakagglmap03.jpg@ Googlemap

 

 

森の歴史:

1万年前、ケニアは広大な熱帯雨林が広がっていましたが、

東アフリカで起こった地殻変動(アフリカ大地溝帯)により、乾燥化が始まりました。

それにより森はサバンナへ姿を変えていきます。

さらに300年前から人間活動が大きくなり、森は消失していきます。

そして現在、カカメガフォレストはケニアに残った唯一の純粋な原生林になってしまいました。

1967年、二つの自然保護区が設立されます。

そして1985年、さらに二つの国立保護区が設立され現在のエリアました。

 

 

 

forest07.jpg 

 

 

保護区面積: 240平方km 

標高:     平均1,500~1,700m

季節:     小乾季12~3月、ほかは基本的に雨がよく降る

気温:     日中最高 27℃、 最低 15℃

年間降水量: 2,000mm以上

 

 

 

tree07.jpg 

45mを超す高木もある

 

生物多様性:

 植物相 : 合計    380種

    木質の植物 150種

    双子葉の草本 90種

    単子葉の草本 80種 ※そのうち60種がランの仲間で、内9種がカカメガのみ分布

    シダ類     62種

    

    

 

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動物相: 20%におよぶ種が、ケニアではここでしか観られないそうです。

 

チョウ類 : 400種記録

甲虫: アフリカ最大にして世界最重量のゴリアスオオハナムグリが生息しています。

 

 

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鳥類 : 350種 (ケニア 1100種)

      ※ うち84種類が、西アフリカ森林性のもの

 

 

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カエデチョウの仲間のコウギョクチョウ

 

 

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きれいに写ってませんが、フタツハバシゴシキドリ

 

 

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湿原に出てきたキガタホウオウジャク

 

 


哺乳類相: 35種 

もっとも一般的に観察される地上性哺乳類は、

小型レイヨウのダイカーや、アカカワイノシシ。

※そのうちヒョウは20年前から確認されていないそうです。

昔はアフリカゾウ、バッファロー、大型のレイヨウも生息していたそうです。

 

 

corobus06.jpg  

いつも飄々とした感じのシロクロコロブス

 

ここでの人気は、7種類のサル

 

・シロクロコロブス

・ブラッザグエノン

・アカオザル

・オリーブヒヒ

・サバンナモンキー

・ブルーモンキー

・ポットー

 

 

 

r-monkey02.jpg 

 すぐに逃げてしまったアカオザル

 

 

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  1. 2009/12/27(日) 19:48:37|
  2. ●カカメガフォレストについて

カカメガフォレスト国立保護区

2010年より任地となるカカメガフォレスト国立保護区のインフォメーションを

以前訪れた画像と一緒に紹介します。

gate01.jpg 

 

 シンプルな保護区のゲート。

この保護区はKWS(ケニア野生生物局)が管理しています。

僕はここに所属します。

 

forest02.jpg 

 

 車で走ることのできるメインロード。

車が2台すれ違うことのできる広さだけど、

それを覆い隠すように緑の木々が生い茂ります。

 

この保護区の中にも住民が住んでいたり、畑になっている場所があります。

地域住民は自由にここを行き来できます。

危険な大型野生動物もいません。

ちょっとケニアのほかの国立公園や保護区とはイメージが違います。

 

 

banda01.jpg 

 

 2度ほど利用したことのあるKWSのキャンプサイト。

手入れされた緑の芝がきれいで、気持ちのいい場所です。

食料や寝袋は持参しなければ何にもありません。

 

 

 

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 キャンプサイトでノンビリしていると、

大きなハシダカサイチョウが翼をうならせてやってきました。

実のなる木の上で、それを嘴の先でつまんで、一つずつ口に放り投げます。

 

 

 

forest06.jpg 

 

 朝、陽光で水分を含んだ大気はベールをつくります。

僕は乾燥したマサイマラのサバンナで働いているとき初めてここを訪れ、

その緑の濃さと瑞々しい空気に感動して、涙がでました。

 

 

 

fig04.jpg 

 

 地元ガイドに保護区の中を案内してもらいました。

薬になる木や、珍しい鳥のことなど、いろんなことを知っています。

 

 

 

サイズ変更corobus14 

 

 カカメガフォレストで有名な、シロクロコロブス。

 

白くて長い毛をなびかせて、優雅に木々へ飛び移ります。

 

わりと簡単に会えますよ。

 

 

 

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  1. 2009/12/27(日) 19:44:57|
  2. ●カカメガフォレストについて

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名前:加藤直邦
職業:サファリガイド
出身:伊豆
趣味:放浪
連絡先:
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